住宅ローン「ペアローンの恐怖?!」—メリットと落とし穴を知る

住宅購入時に選択肢として浮上する「ペアローン」。夫婦やパートナーでそれぞれがローン契約者となり、収入合算で借入額を増やせる制度です。夢のマイホームに一歩近づける魅力的な仕組みですが、実は“恐怖”と呼ばれるほどのリスクも潜んでいます。
今回は、ペアローンのメリット・デメリットを冷静に見つめ直し、後悔しない選択のヒントをお届けします。


✅ ペアローンのメリット

• 借入可能額が増える
夫婦それぞれの収入をもとに審査されるため、単独ローンよりも高額の借入が可能。理想の物件に手が届くケースも。
• 住宅ローン控除が2人分適用される
それぞれが主債務者となるため、年末残高に応じた控除が個別に受けられ、節税効果が大きい。
• 家計の分担が明確になる
ローン返済を2人で分担することで、家計管理がしやすくなるという声も。


⚠️ ペアローンの“恐怖”とは?

• 離婚・別居時のリスク
ペアローンは「2人で1つのローン」ではなく、「2人がそれぞれローンを組む」形。離婚時には、物件の所有権やローン返済の責任が複雑に絡み、トラブルの火種に。
• どちらかが働けなくなった場合の負担増
病気や失業などで収入が減ると、もう一方の返済負担が急増。団信(団体信用生命保険)の適用範囲も個別なので、万が一の備えが不十分なケースも。
• 契約・手続きが複雑
2人分の審査・契約・登記が必要で、手間も費用も単独ローンより多くなる。登記費用や司法書士報酬も2人分になることがある。


📝 まとめ:ペアローンは“戦略的”に使うべき

ペアローンは、収入合算による借入額アップや控除のメリットがある一方で、人生の変化に対するリスクが大きい制度です。特に、離婚や収入減少といった“もしも”への備えが不十分だと、後悔につながりかねません。
地元密着型の不動産会社として、私たちは「今だけでなく、10年後も安心できる選択」を重視しています。ペアローンを検討する際は、物件選びと同じくらい、ローンの“仕組み”にも目を向けてみてください。
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